震災ボランティアから起業へ
昨日はラッシュジャパンのチャリティポットの記念イベントに参加するため横浜に行って来ました。
新しい学童託児施設、カフェを作ることが出来たのも各支援団体のお蔭なのです。
その中でも一番最初に私たちの活動に理解を示し話を聞いてくれ支援してくださったのは企業でした。
震災直後からの託児業務。そこから始まった震災ボランティア。結局二年間活動して思ったことは、資金源のない団体にボランティア活動の継続は出来ないのだということ。助成金の申請、追加請求などで電話すると常に決めつけたように疑い、言質をとられるような話し方。理解を求めることが苦手な私には我慢できませんでした。そう思うならそう思ってくださいと。ココがいけないのだ・・(涙)
それなら、今までの活動実績を活かして「起業」します。仙台は被災地ではない。そう言った人。
私が応援したいのは一生懸命に子育てするお母さんなのです。前を向いて歩き出した人をサポートするため。
被災者であろうとなかろうと。お母さんの笑顔を守るための「子育てサービス」の必要性
震災直後から訴えていた「復興=働くこと」仕事を発生させ賃金を支払うことの大切さ
しかし、任意団体である私たち、女性である私たちがそのような事を言っても回りからは叩かれるだけ。
震災直後は「助成金を人件費に回すなんてとんでもない」と言われていたのです
(今は、赤い羽根でも人件費が認められています)
震災から一年半たった今。経済的な自立運営を目指す私たちと「震災ボランティア」の方向性の違いにようやく気が付き私たちは起業を目指すことに決めました。非営利とは何も生み出してはいけないということではありません。
それを勘違いしている人が仕分けしているとは・・・(どの団体とは言いません)
せっかく貴重な助成金で完成させたこの場所を今終わらせるわけにはいかないのです。
何かにつなげたいし、誰かに託して、それがより社会貢献につながるなら喜んでそうします。
立ち上げ当初の事業計画を読み、振り回されない活動に戻り、子育てが楽しくなる街仙台を目指して
被災者の支援はほかの団体が引き続き継続し、新たな団体も出てくるでしょう
私たちが応援したいのは一生懸命子育てするお母さん。有職・無職にかぎらず頑張るお母さんを応援することなのです。
女性が出産してからの生き方。その事についてずっと考えていたこと。
少しずつ理解を深め活動を広げていこうと思うのです。
今まで支援してくださった赤い羽根共同募金に心から感謝申し上げるとともに、震災ボランティアの託児業務を終わらせることをご報告いたします。
にこにこサポート 木皿 美奈子