HOME > ブログ > 震災から一歩ずつ

震災から二年。

今日も三件のシッター ちょっと早起きして朝のうちに事務仕事を済ませる。
先週のような失敗をしないためにもスケジュールも確認。
昨日は閖上の方に出かけたのだけど、結局ひより山に行くことは出来きませんでした。
去年と同じ。色々考える事、整理できない気持ちがあっても体を動かしていた方が楽。
テレビも被災地を取材したものばかりで見ているのはなかなか辛い。だから早めに出かけちゃう。
仕事に逃げているとも言えるかもしれないけれど。
いつものように、笑顔で子ども達と過ごしながら静かに祈ることしか出来ません。
ではでは、行って来ます。

ありがとうの反対語は?

にこサポキッズに質問してみました。
「ありがとうの反対語は?」
誰も答えることが出来ません。春休み 初めて新しく完成した物件に移りスタートさせた学童託児
その時は本当にみんな大喜び♪それはそれは毎日楽しく過ごしたのです
夏休の学童一日目。佐藤さんに「あ〜でもない。こ〜でもない。」不平不満を言う子ども達に問いかけてみた質問
ありがとうの反対語は「当たり前」
今日一日。お世話になってお食事を作ってもらって「ありがとう」と何回言えたかな?
様々な支援団体から助成を受けてようやく完成させた「にこサポ&マルクマリーカフェ」
小さな備品、おもちゃ、本。すべてが貴重な助成金でそろえることが出来たもの。
ありがとうが「当たり前」になってしまわないように。与えられたすべての事に感謝する気持ち。
子ども達には難しいかな?それでも大切なことはしっかりと伝えていきたいと思うのです。

鐘の音

震災から一年。日曜日なので、その日は慰霊祭に出席するため佐藤さんもカフェのスタッフも石巻に。
私は一人にこサポに残り、朝からシッターの業務をこなしていました。いろいろ思うことがあるけど、今日は努めて普段通り心穏やかに過ごしたい。朝からそう考えながらも、当日予約のシッター業務三件を一人できちっとこなさなければとキリキリしていました。
午後から最後のシッター業務に伺ったのは北山のお寺のすぐ近く。ちょうどお預かりのお子さんを寝かしつけていたら鐘の音が聞こえてきました。二時四十六分。
鐘の音を聞きながら素直に心から思ったこと。
震災で大切な人を失った人たちが希望をもって笑顔を取り戻せるには。
佐藤さん、にこサポで働いてくれる人、仕事にかかわってくれた人、みんなが少しでも幸せだなと感じてくれるにはどうしたらいいのか。みんなの生活を立て直すことが本当にできるのか。
私にできることはとても小さな事で、たった数人の人しか雇用していけないかもしれない。
今の状態を維持していく事で精一杯だし沢山の不安もある。そして本当は自分の事だって何一つきちんと出来ていない。
それでも、やっぱり頑張って行くしかないのです。また一年。皆が少しでも笑顔になってくれるように、一生懸命に。
笑われたって、無理だって言われたって、自分を信じて正しい道を選択できるように。
いつだって周りの人に「大丈夫!」って笑顔で言えるように。
それが私の仕事なのです。と、自分にしっかり言い聞かせながら鐘の音を聞いていました。

赤い羽根からの視察

ご無沙汰しておりました
先週はベビーシッター業務やララガーデンの出張託児などのお仕事をこなし、なかちゃん、佐藤さんと走り回っておりました。
そして週末。東京から赤い羽根共同募金会からにこにこサポートに視察に来てくださりました。
皆さまの募金、助成金のお蔭で託児業務を行うことが出来ています。
心から感謝しております
私たちは日々、この小さな託児所で子育て支援業務を行っているので、東京から視察に来てくださるのは
いつでも大歓迎♪私も子ども達もとっても嬉しいのです。
書類だけでは伝わらない、震災直後からの仙台市の子育て事情。
私たちの話を聞いてくださった方々に感謝です。雨の降る中ありがとうございました!
助成金の募集を開始した当初。私たちのような任意団体が応募出来るものはとても少なかったのです。
そして、日々の業務に追われ、また慣れない助成金の書類を書くことも本当に大変でした。
「面接があったらいいのに・・・」
直接団体の方にお話しする機会があったら・・いつもそう思っていました。
最近東京の方から視察が多く、直接助成金を頂いたことへの感謝と子ども達の笑顔を届けることが出来て
本当に嬉しく思います。
この団体に助成して良かった。と思ってくれるような支援活動を続けていくため。本当に支援を必要としている子育て世帯に喜んでもらえる活動が出来るように。仙台でしっかりと頑張って行きたいと思うのです。
by ミナッチ 本日の募金230円

みんなの支援活動

被災地の復興。支援。そんなことを一日中考えてた。
ブログでも書いていたように、私は一日も早く被災された方が日常の生活を取り戻せるような、そんなお手伝いができたらと思っていた。仕事を無くした人には仕事。家族を亡くされた方には・・難しいけど希望を持てる何か。
そんなことを考えて自分に出来る範囲で精一杯がんばってみようと思っていた。
活動を始めてから半年。いろいろな人に会いました。セミナーや勉強会にも出かけていつも思っていたこと。
そんな時、気になるメールが一通。個人あてに返信したつもりが、共有になっていたらしく公開になってしまった。
私のメールは固有名詞を出して非難した内容ではないけど、たくさんの人が読んだら不愉快に思う人もいるだろうというかなり率直な意見。案の定朝から非難のメールもいただきました。
済んでしまったことはしょうがない。メールの返信には十分気を付けよう。
直接会ったこともない人を傷つけるつもりは私には全くありません。
私の不注意なメールで不快な思いをした方にはお詫び申し上げます。
10年後「あの時は〜」そう笑っていられたらいいのだけど。私だけじゃなくてみんなが。

ビジネスコンペ出場♪

農村六起プロジェクトのビジネスプラン・コンペティションの予選通過♪
9月11日仙台放送で行われる被災地復興支援ビジネスプランコンペに出場が決定しました。
やった〜!「農村六起プロジェクト」とは内閣府主催の地域社会雇用創造事業
簡単に言うと村おこし、町おこしかな??
「にこにこサポートカフェサロン」のプランが予選通過したのです。
ルンルル〜ン♪当日が最終選考となるわけだけど・・・とりあえず楽しんできます
他の団体・個人のプランも気になるし。子育て支援という枠だけではなく、被災地に何が必要なのか?
そんな事を考えながら参加してみようと思います。
時間もないので今週末は資料作り!!(今回は本当にやらねば・・)
さぁ!がんばるぞ〜

写真集 「その時、閖上は」

閖上2
娘が持ってきた写真集。津波で流された夫の実家(閖上4丁目)のお向かいに住む小齊さんという方が制作した震災直後からの記録。
小齊さんのお宅はとっても立派な白いお家。私の娘と同じ年頃の可愛らしいお嬢ちゃんがいつもお砂場で遊んでいました。
震災後とっても気になりみんなに聞いてみたけど無事だというだけでどこに住んでいるのかはわからないまま・・
この写真はそのお嬢ちゃんのお父様が撮ったもの。普段は東京の方でお仕事されているんだって聞いていました。
幼いころから過ごした町閖上で、優しいご両親とのんびり子育てできるなんて、早くに母に死なれた私にはとっても羨ましかった。
閖上
この通りはいつも夫の実家に行くとき通っていた道。
帰りに何か美味しそうなものが売っているのを見つけてはちょこちょこ寄り道しながらお買いものしていた商店街。私の大好きなかまぼこ屋さんの「ささ圭」もありました。
本当に町がなくなってしまったんだ。
だけど、写真集の中の子どもたちが笑顔だったように。私はゆりあげにまた人が集まり町が出来ると信じています。
写真も文章も素晴らしい写真集。私に出来ることは沢山の人に見てもらうことだと思うのです。

いいもの見つけた!

昨日から宮城県の仮設住宅、また民間借り上げのアパートに入っている人たちの事を調べていた。
支援すると簡単に言ってもニーズが把握できていなくては意味がないのです。
市役所の方も私たちの活動に対し「震災だから助成金が出ているけどそれがなくなったらどうするの?」と心配してくださったけど・・・私たちの子育て支援のニーズがなくなったら、それは仙台市の子育て事情が改善されたということ。私たちはニーズのない支援を続けていくつもりはありません。
先週、石巻から引っ越して来て仙台市のアパートで新し生活を始めた親子がにこサポにやってきました。
「そろそろパートでもしないと・・・」
だけど、にこサポの託児料金を払ってパートでは意味がない・・。
そしてもちろん、保育園にも入れない。まずは3時間くらいから働きたいのだそう。
被災者に対して、大幅に割引して託児を受け付ける。それには仙台市にどのくらい同じような状況の家庭があって、みなさんがどこに住んでいるのか。それを調べたかったのです。もちろん市役所の方もそこまでは手が回らない。
だけど、これは早めに動かないと!そんな時「東日本大震災専門サイト」を発見!!
これはすごく助かる!!情報量ももちろん、支援活動する人には是非見て頂きたいと思います。
それにしても、最近新聞を読むこともニュースを見ることもない私。
かなり反省・・・この情報収集力は素晴らしい[emoji:v-353]フル活用させて頂きます!
by ミナッチ 本日の募金30円

市役所から視察に。

今日は午後から市役所の方が視察。
Nさんは私が「家庭保育」の補助員になろうかな〜と考えているとき、いろいろアドバイス頂いた方。
今でも初めてお会いした時のことをよく覚えています。
私のつたない話に一生懸命いろいろアドバイスしてくださり、仙台市の保育施設の事もわかりやすく説明してくださいました。
「なるほど、私が思っているほど簡単ではないのか」
それからあっという間に時は流れ・・・
震災後初めて「にこサポ」の視察に来てくださいました。
私たちの施設は4人以下の小さな託児所。本当なら市の管轄外かもしれないけど、大切なお子さんを預かる施設に市からチェックが入った方が、保護者の方も安心だものね
厳しい目でチェックされた後、近況報告。
震災後お互いに辛いこと、悲しいことがあったのです・・・
しんみりとしていたって、お帰りの時にはやっぱりあちらこちら「チェック」が
了解いたしました!!安全管理マニュアル・衛生管理マニュアル再度読み直し改善につとめます
by ミナッチ 本日の募金30円

そうかそうか。

仙台でopenするカフェ「マルク・マリーカフェ」
宮城の美味しい野菜・ゆる〜い玄米菜食を取り入れた体に優しい美味しいお料理を提供して、丈夫な心と体を持った子どもを沢山育てるんだ〜♪
そんな話をしていたら・・
「宮城の野菜、大丈夫なの??」
「玄米って汚染されてるんじゃない?」
「仙台か〜今は遊びに行けないな・・放射能怖いし」
ガビーン
お金持ちはとっくに海外にお引越ししてるけど、私は仙台で生きると決めたので宮城の野菜だって食べちゃうもん。どこで生きていたって人間は「四苦」(生まれて、老いて、病気になり、死ぬこと)からは逃れられないのです。
同級生だから、ポンポン本音をぶつけてくれたわけだけど・・・やっぱり宮城のイメージはよろしくないのか。
放射能・放射性物質。このキーワードは忘れたころに心も壊しにやってくるのだ。
負けないもん。
by ミナッチ 本日の募金20円