苦手なことをお仕事に。
子どもの頃からお片付けが苦手だった私。整理整頓も出来ない・・そのことに気が付いたのは母が病気になった時でした。私が小学校4年のとき、弟が生まれ喜んでいたのもつかの間。母は産後の肥立ちがわるくそのまま育児ノイローゼに ショボンそれがきっかけなのか何なのか、結局重い躁うつ病(今は双極性障害というのかな?)になり入院することに。私が24才の時、母はそのまま亡くなりました。
病気になる前は本当に良き妻であり良き母であった私のお母さん。綺麗で優しくって(本当だってば)世界一素敵なお母さんだと思っていた私。毎日楽しく学校に通い美味しいお料理、パリッとアイロンがかかってるお洋服。快適な生活が一気にガラガラ崩れていき大慌て!!先ずは「忘れ物」が多発で叱られ、学校の提出物は滞り、冬になっても夏の洋服・・髪はぐしゃぐしゃ。困り果てた結果わが家に救世主のようなシッターさんが入ってくれるようになったのです。
若いシッターさんもおばあちゃんシッターさんもみ〜んなが「お母さんが今までは全部してくれていたけど、これからは自分でできるように頑張ろうね♪」って。優しく時には厳しく根気強く私にいろんなことを教えてくれました。小学校6年のときには、自分で夕食を作れるまでに!!エッヘン お掃除や洗濯だってお仕事で忙しいお父さんにお願いされたら、面倒くさいけど頑張る
※弟は生まれてすぐ寺岡に住む父の姉に預けられ幼稚園まで何不自由なく優しい伯母のもとすくすく育つ。私のリアル「クレイマークレイマー」体験を知らないのです
涙あり、笑いありの長い道のりを経てようやくどうにかこうにか自分の身の回りのことを出来るようになりました。でも、一番大変だったのは病気の母と二人先に秋田に帰り生活していた2年間。その間父は東京でのお仕事を整理。私は入退院を繰り返す母との生活。実はシュールな思い出もいっぱいでも、嫌なことはすぐに忘れればいいんだもん。全然平気。それに何があってもそれは「病気」のせいで、お母さんのせいじゃないんだもんね(子どもだった私に丁寧に説明してくれたお医者さまに今でもとっても感謝しています)
自分がベビーシッターとなった今。朝からせっせと通うお宅のお母さまに、家事もお料理も得意と思われてしまいちょっと慌てるでも、自分が出来なくてそれで誰かにお願いした時こんな風になっていたらいいな〜と思うことをサービス内容にして、実際に喜んでもらえるのはとっても嬉しい
矛盾しているかもしれないけれど片づけが苦手。でも散らかっていることが大嫌い!!だからどんな状態になったら嫌でどんな状態が好きなのかを一生懸命考えサポートするのです。これが事業化出来たら大成功♪
お仕事のヒントは現場から。これはやっぱり私のモットー!!あと二年。今の仕事をしっかり軌道に乗せるまで全力で頑張って行こうと思うのです。