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仮設住宅に行く。

にこサポ久しぶりの休日なので、今日は名取市箱塚桜団地に出来た仮設住宅に行って来ました。
五月三日の説明会のあと、叔母が住んでいた閖上一丁目の人たちがまとまって新しい仮設住宅に移動したそうです。
これは阪神大震災の時、高齢者、病気の人から優先的に仮設住宅に移動したため地域的な孤立が起きたので、今回はなるべくご近所をばらばらにしないように、引っ越しが始まったそう。
これなら、おなじみのご近所さんと離れることなく、新しい生活がスタートできるもんね。
私たちはいろいろな教訓に助けられ支えられ、復興の道を歩いていると思う。
叔母の家に着くとボランティアの方々が「緑のカーテン」を作る作業をしていました。
これは夏の暑さに備え、今から朝顔を植えて窓にツルを作り対処しましょうという作戦。

プランターにはお花も植えられています。
仮設住宅の中を公開。

冷蔵庫、エアコン、テレビ、レンジ、電気ポットにガス台完備で新しい暮らしのスタートには十分だと話してくれました。
4畳半と6畳のお部屋に、3畳ほどのキッチン。バスルーム、トイレもピカピカ

叔母もとっても元気そう。この前避難所におむすびを届けた時とは全然ちがう(3月28日のブログね)
そして来月から仕事も復帰するそう。本当に良かった!!
ゆりあげの義父さん、義母さん。そして叔母さんやその他の親戚。
無事だった人、そうでない人。たくさんいるけど、みんなが一年後「生きていて良かった」と笑顔でいられるように私も一緒にがんばる!!
瓦礫の中から一枚の写真が出てきました。ボランティアさんのお蔭で見つかった貴重な一枚の写真。

写真の中のお義父さんはもちろん、親戚も全員家が流された。だけど奇跡的にみんな無事でした。
叔父はやっぱりもとの家があった閖上一丁目に家を建てたいんだって。
「新しい立派な家を建てるぞ。津波が来たらまた逃げればいいんだから」って笑ってた。
叔母さんも笑っていた。私も本当にそう思う。
叔母の家にあった大きな亀と鶴のはく製の行方が気がかりだった末娘よっちゃん。
「津波で亀は海にもどって、鶴は田んぼに帰ったんだ。また呼びに行こう!!」って。
希望を持ってみんなで生きていこう!!